Contents
Road to 2020 東京オリンピック
今年活躍した若手選手を知りたい!
2018年のJリーグは、若手の活躍が目立ち、主役となる選手が数多く登場しました。
特に高卒2年目の選手は「東京オリンピック」世代ということで、チームで存在感を出しオリンピック代表へ定着したいところでしょう。
U-21で出場したアジア大会などの国際試合とリーグ戦を並行しながら、チームで主力の地位を確保した選手をピックアップします。
日本代表の未来を担う若者たちを出場記録から評価します。
原輝綺(サガン鳥栖)
氏名 | 原輝綺 |
フリガナ | ハラ テルキ |
背番号 | 22 |
身長/体重 | 180cm/72kg |
生年月日 | 1998年7月30日 |
年齢 | 20歳 |
出身地 | 埼玉 |
市立船橋高校からアルビレックス新潟に2017年に加入した原輝綺選手。
ルーキーイヤーからリーグでコンスタントに出場機会を得ており、着実に成長してきている選手です。
2018年からはJ1のサガン鳥栖への移籍が決定し、サガン鳥栖サポーターから多くの期待を受けている選手です。
原輝綺選手の特徴として、センターバック、サイドバック、ボランチと多くのポジションをこなすことができ、守備のマルチプレイヤーと言えます。
監督としては、このような選手がいることで、チーム作りがしやすくなるため、チームに一人は欲しい人材といえます。
守備面ではマルチな働きをし、及第点を与えられる一方、攻撃面の迫力やオフザボール時のポジショニングは少し苦手な部分と言えます。
2018年 J2リーグの成績
試合数 | 25 | 出場時間 | 2,166 |
得点 | 0 | 出場割合 | 57.3% |
2018年シーズンの原輝綺選手は、一定の出場機会を得ることができましたが、悔しい思いもしたシーズンでした。
シーズン前半戦は、レギュラーとして確固たる地位を築いていましたが、19節以降はほぼベンチ暮らしとなり、出場機会さえ得ることが難しい状況となりました。
この出場機会減は、2018年のシーズン終了直後の10月26日に手術を受けていることから、怪我の影響で良いパフォーマンスが出せていなかったことが要因でしょう。
原輝綺選手(20)は、10月26日(金)に関連病院で、かねてから痛めていた左足関節インピンジメント症候群の手術を行いました
原 輝綺 選手の手術について – アルビレックス新潟 公式サイト|ALBIREX NIIGATA OFFICIAL WEBSITE
出場した試合は、左右のサイドバックやボランチとマルチな能力を発揮していたことから、選手層に不安のあるサガン鳥栖が目を付け、獲得に至りました。
獲得には、後半戦に出場機会を得ることができなかったことも大きく影響しているでしょう。
2017年もサガン鳥栖は原選手へオファーを出しており、このオファーが2年越しに叶った形となります。
原輝綺選手のプレー動画
東京世代のライバル
- 板倉 滉(FC フローニンゲン/オランダ)
- 冨安 健洋(シント=トロイデンVV/ベルギー)
- 中山 雄太(PECズヴォレ/オランダ)
- 渡辺 皓太(東京ヴェルディ)
- 立田 悠悟(清水エスパルス)
- 椎橋 慧也(ベガルタ仙台)
- 松本 泰志(サンフレッチェ)
- 神谷 優太(愛媛FC)
- 平戸 太貴(鹿島アントラーズ)
- 井上 潮音(東京ヴェルディ)
基本的には、センターバックとボランチの候補となります。
センターバックには、富安健洋選手や 中山雄太選手、板倉滉選手とボランチもセンターバックもこなせる海外組の選手がおり、センターバックの枠はかなり厳しい争いとなりそうです。
また、Jリーグ組でも清水エスパルスの立田悠悟選手や椎橋慧也選手などは2018年に結果を残し、強力なライバルと言えます。
しかし、2019年に入り、椎橋慧也選手は怪我、板倉滉選手は海外移籍に伴い出場機会を得られておらず、立田悠悟選手は清水エスパルスで苦しいシーズンを過ごしており、原輝綺選手のマルチな能力を活かせば、代表に入れるチャンスは無くはないでしょう。
一方ボランチに関しては、渡辺皓太選手や松本泰志選手、神谷優太選手などがライバルとなっています。
東京オリンピック世代のボランチは、守備的なボランチは数多くいる一方、展開力のある選手が不足しており、原輝綺選手の特徴を活かせそうにないため、ボランチの枠で選出は無いとみています。
ライバルに負けず、代表に定着して欲しいですね!
東京オリンピックに選出される可能性
中山選手は2018年8月に行われた「アジア大会」には選出されましたが、11月に行われた「ドバイカップ」や5月に行われた「トゥーロン国際大会」には選出されておらず、当落選上の選手と言えます。
ルーキーイヤーから、成長してきている選手とは言え、東京オリンピックでは18名しか選出されないため、かなり厳しい争いとなりそうです。
ただし、守備的なポジションを任せられるマルチプレイヤーとして、サブに置いておきたい選手ではあるため、オールマイティなサブ枠として森保監督が選出する可能性はあるでしょう。
Jリーグや海外で実績のある富安健洋選手、中山雄太選手、板倉滉選手、立田悠悟選手などとの争いでは、現時点で一歩遅れを取っていますが、今後の成長次第では、選出される可能性はあるでしょう。
以上のことから、原輝綺選手の選出可能性は20%と予想します。
果たして、選出されるのか?原輝綺選手の活躍に期待しましょう!