【前田大然】東京オリンピックへの道|松本山雅:前田大然

サッカー東京五輪
引用元:goal.com

Road to 2020 東京オリンピック

今年活躍した若手選手を知りたい!

2018年のJリーグは、若手の活躍が目立ち、主役となる選手が数多く登場しました。

特に高卒3年目の選手は「東京オリンピック」世代ということで、チームで存在感を出しオリンピック代表へ定着したいところでしょう。

チームで主力として活躍するだけでなく、海外移籍する選手も登場し、黄金世代さながらの注目できる世代になってきています。

今回は3年目の選手で、U-21で出場したアジア大会などの国際試合とリーグ戦を並行しながら、チームで主力の地位を確保した選手をピックアップします。

日本代表の未来を担う若者たちを出場記録から評価します。

前田大然(松本山雅)

氏名前田大然
フリガナマエダ ダイゼン
背番号7
身長/体重173cm/67kg
生年月日1997年10月20日
年齢21歳
出身地大阪

前田大然選手は、2014年に山梨学院高校から松本山雅加入した俊足FWです。

前田大然選手は、そのスピードを武器に2017年にレンタル移籍した水戸ホーリーホックでブレイクし、2018年は松本山雅でJ2最速FWの異名を勝ち取り、DFを置き去りにする圧倒的なプレースタイルで、松本山雅のJ1昇格に貢献しました。

プレーに粗さはあるものの、圧倒的なスピードによる裏抜けで得点を量産するだけでなく、守備の時に相手ディフェンダーへのプレスも惜しまず、チームのために走ることのできる貴重な選手です。

元々、世代代表に縁のない選手だったことから、努力する姿勢や泥臭い姿勢がサポーターの心を掴んでおり、サポーターからの人気も高い選手です。

2018年 J2リーグの成績

試合数29出場時間2,017
得点7出場割合65.9%

リーグ戦42試合のうち、29試合に出場し、うち24試合でスタメン出場しています。

2018年8月に行われたアジア大会への出場と、それに伴う怪我の影響で、2017年シーズンと比較すると、出場時間数やゴール数は減少してしまいましたが、離脱が無ければほぼ主力選手となりました。

◆出場時間:3,188分(2017年)→2,017分(2018年)

◆ゴール数:13ゴール(2017年)→7ゴール(2018年)

センターフォワードからシャドーへポジション変更したことによって、ゴールの数は減少してしまいましたが、不慣れなポジションに適応し、ゴールを重ねることができていることから、戦術理解度も非常に高い選手と言えます。

2018年シーズンの前田大然選手の活躍において特筆すべきは、開幕から思うように勝ち点を伸ばせなかった松本山雅が、前田大然選手のレギュラー定着によって、チームとしても勝ち点を伸ばしていくことができた点にあります。

これほどチームに大きな影響を与えられる選手、チームを勝利に導ける選手は少なく、前田大然選手のスケールの大きさを感じさせられます。

2019年シーズンはJ1へと舞台を移し、どのような活躍を見せるのかで、東京五輪への道筋は変わってきそうです。

前田大然選手のプレー動画

前田大然 プレー集 2018 1~27節 | 松本山雅FC | Daizen Maeda

東京世代のライバル

シャドーポジションには、A代表のスタメンに定着した堂安律選手を始め、U-21代表の10番を背負う三好康児選手や岩崎悠人選手、U-19代表でしのぎを削る久保建英選手や安部裕葵選手など豊富なタレントに恵まれたポジションで、熾烈なレギュラー争いが待っています。

FW争いでは、小川航基選手や旗手玲央選手や上田綺世選手などが招集されていますが、決め手に欠ける印象で、Jリーグで実績十分の前田大然選手が一歩リードといったところでしょうか。

ライバルに負けず、代表に定着してほしいですね。

東京オリンピックに選出される可能性

前田選手は2018年8月の「アジア大会」 には選出されたものの、5月に行われた「トゥーロン国際大会」や11月に行われた「ドバイカップ」には選出されておらず、当落線上の選手と言えます。

しかし、スピードがありFWとシャドーの2つのポジションをこなすことができる点からも、スーパーサブとしての選出可能性は高そうです。

一方で、FWにはコレといった選手がいないため、OA枠(23歳以上の選手)を使用する可能性が非常に高いです。

その中で、自分のポジションを確保できるかがカギとなります。

以上のことから、前田大然選手の選出可能性は70%と推測します。

果たして、選出されるのか?前田大然選手の活躍に期待しましょう!