【小川航基】東京オリンピックへの道|ジュビロ磐田:小川航基

Road to 2020 東京オリンピック

今年活躍した若手選手を知りたい!

2018年のJリーグは、若手の活躍が目立ち、主役となる選手が数多く登場しました。

特に高卒3年目の選手は「東京オリンピック」世代ということで、チームで存在感を出しオリンピック代表へ定着したいところでしょう。

チームで主力として活躍するだけでなく、海外移籍する選手も登場し、黄金世代さながらの注目できる世代になってきています。

今回は3年目の選手で、U-21で出場したアジア大会などの国際試合とリーグ戦を並行しながら、チームで主力の地位を確保した選手をピックアップします。

日本代表の未来を担う若者たちを出場記録から評価します。

小川航基(ジュビロ磐田)

氏名小川航基
フリガナオガワ コウキ
背番号18
身長/体重186cm/78kg
生年月日1997年8月8日
年齢21歳
出身地神奈川

桐光学園高校からジュビロ磐田へ2016年に入団した「小川航基」選手。

1年目はプロの壁にぶち当たり、リーグ戦の出場はありませんでしたが、2年目は大怪我の影響で5試合、3年目は大怪我から復活し、18試合の出場を果たしています。

高校時代は、高校生No.1ストライカーとの呼び声も高かったのですが、プロの壁や「左前十字靱帯断裂及び左膝半月板損傷」という大怪我により、出場機会に恵まれていません。

身長も186cmと大きく、決定力やスピードに乗ったゴール前への飛び出しなどを武器に得点を量産し、東京世代を引っ張ってきた選手なだけに、期待値ほどの活躍ができていません。

2018年シーズンの後半は出場機会も増え、徐々に名波監督の信頼も厚くなってきています。

2019年シーズンは、出場機会を増やし、ゴールという結果を残したいところです。

2018年 J1リーグの成績

試合数13出場時間497
得点1出場割合16.2%

リーグ戦34試合のうち、13試合に出場し、うち4試合でスタメン出場しています。

左ひざの大怪我の影響もあり、出場数は伸びていませんが、得点を取れたことは2019年シーズンへの大きな収穫と言えます。

所属するジュビロ磐田には昨シーズン11ゴールを挙げた「川又堅碁」選手に加え、J1通算184得点を誇る「大久保嘉人」選手など実績のあるFWがライバルとして存在し、レギュラー定着はかなり難しいと言えます。

また、2018年シーズンは入れ替え戦に勝利した結果、J1残留を果たしたことから、2019年も引き続き厳しい戦いが待っており、チームとしてチャンスが少なくなる可能性があります。

こうしたことから、数少ないチャンスを決め切る力が必要となり、小川選手にとってもチームにとっても重要な1年となりそうです。

小川航基選手のプレー動画

小川航基(Koki Ogawa)ハットトリック.2017/04/26.ルヴァン03節.ジュビロ磐田vsFC東京

東京世代のライバル

東京世代のFW陣のライバルとしては、J2で実績を残している「前田大然」選手や、FC東京へ移籍した「田川亨介」選手がいます。

また、大学生組では川崎フロンターレの特別指定選手となった「旗手玲央」選手や鹿島アントラーズへ内定した「上田綺世」選手などがいます。

この世代のFW陣は少し小粒で、Jリーグで実績を残している前田大然選手も叩き上げの選手であるため、国際大会の経験が少ない状況です。

定期的に招集されている旗手玲央選手、上田綺世選手などは大学生ということもあり、プロとの壁が不安材料となります。

一方で小川航基選手も怪我明けということもあり、トップパフォーマンスまでフィジカルが戻っているか未知数であり、現状計算できるFWはいません。

そのため、OA枠(23歳以上の選手)を招集し、攻撃の中心と据える可能性は非常に高いと言えます。

出場機会を増やし、ライバルに負けず、代表に定着してほしいですね!

東京オリンピックに招集される可能性

小川航基選手は、2018年11月に行われた「ドバイカップ」や5月に行われた「トゥーロン国際大会」は選出されていますが、8月の「アジア大会」は怪我の影響で選出されていません。

怪我が無ければ、FWとしてファーストチョイスの選手となっていますが、怪我の回復具合や2019年シーズンのパフォーマンス次第では、序列が変わる可能性は十分にあります。

また、計算できるFWがいないことから、OA枠の選手を招集する可能性が高く、ワントップ的な選手より、役割の異なる選手を入れておきたいと考える可能性があります。

ゴール、裏抜け、ポストプレーなど、「前田大然選手の武器であるスピード」と異なる武器を磨く必要があるでしょう。

スーパーサブとしての使い勝手は前田大然選手のほうに分があるため、2019年シーズンは重要なシーズンと言えます。

以上のことから、小川航基選手の選出可能性は50%と推測します。

果たして、選出されるのか?小川航基選手の活躍に期待しましょう!