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Road to 2020 東京オリンピック
今年活躍した若手選手を知りたい!
2018年のJリーグは、若手の活躍が目立ち、主役となる選手が数多く登場しました。
特に高卒3年目の選手は「東京オリンピック」世代ということで、チームで存在感を出しオリンピック代表へ定着したいところでしょう。
チームで主力として活躍するだけでなく、海外移籍する選手も登場し、黄金世代さながらの注目できる世代になってきています。
今回は3年目の選手で、U-21で出場したアジア大会などの国際試合とリーグ戦を並行しながら、チームで主力の地位を確保した選手をピックアップします。
日本代表の未来を担う若者たちを出場記録から評価します。
平戸太貴(鹿島アントラーズ)
氏名 | 平戸太貴 |
フリガナ | ヒラト タイキ |
背番号 | 8 |
身長/体重 | 177cm/68kg |
生年月日 | 1997年4月18日 |
年齢 | 21歳 |
出身地 | 滋賀 |
鹿島アントラーズユースから鹿島アントラーズへ加入した平戸太貴選手。
2017年-2018年シーズンはJ2の町田ゼルビアへレンタル移籍をし、ボランチとして2018年の町田ゼルビアの躍進を支えた中心的選手として活躍しました。
2019年シーズンは鹿島アントラーズへ戻り、一から出場機会を賭けてチャレンジしているところです。
平戸選手は、攻撃的なボランチでサイドハーフもこなすことができます。
キックが最大の魅力で、正確なロングフィードやクロスを放ち、セットプレーのキッカーとしても得点につながるボールをけることができます。
しかし、2019年から復帰する鹿島アントラーズのボランチには「永木亮太」選手、「レオシルバ」選手、「三竿健斗」選手など実力のある選手がいるため、サイドバックにも挑戦しているようです。
鹿島アントラーズのサイドバックは、2018年まで所属した西大吾選手のように、ゲームメイカー的な役割も求められるため、ハマると一気に出場機会を増やすことができそうです。
2018年 J2リーグの成績
試合数 | 40 | 出場時間 | 3,249 |
得点 | 8 | 出場割合 | 86.0% |
リーグ戦42試合のうち、40試合に出場し、うち32試合で先発出場し、中心選手として活躍したことが分かります。
得点数はボランチながら8得点。アシスト数は17とJ2リーグトップの成績を残し、2018年J2リーグを代表とする選手となりました。
町田ゼルビアがJ2で4位となったのは、平戸選手の活躍があったからであり、チームの勝敗を左右できる強力な個性を持っているとも言えます。
2019年に所属する鹿島アントラーズでは、右サイドバックの西大吾選手が移籍し、ポジションが空いている状況です。
正確なクロスを武器に、運動量と守備能力を向上させることができれば、スタメン定着も夢ではありません。
J2で実績を残した今、J1でどのような活躍をするのか、平戸太貴選手の活躍に期待です。
平戸太貴選手のプレー動画
東京世代のライバル
- 松本 泰志(サンフレッチェ広島)
- 板倉 滉(FC フローニンゲン/オランダ)
- 冨安 健洋(シント=トロイデンVV/ベルギー)
- 中山 雄太(PECズヴォレ/オランダ)
- 渡辺 皓太(東京ヴェルディ)
- 神谷 優太(愛媛FC)
- 平戸 太貴(鹿島アントラーズ)
- 橋岡 大樹(浦和レッズ)
- 長沼 洋一(FC岐阜)
- 藤谷 壮(ヴィッセル神戸)
- 初瀬 亮(ヴィッセル神戸)
ボランチとしては、代表常連組の渡辺皓太選手、海外組でCBもこなせる板倉滉選手、富安健洋選手、中山雄太選手などがライバルとなります。
また、現在サイドバックに挑戦しているということで、WBのポジションでの選出される可能性があると予想します。
もちろん、それには2019年シーズンでサイドバックとしての適性を示し、走力にも不安が無いことを示す必要があります。
現在のWB候補には走力が自慢の選手がいますが、平戸選手のようにクロスの精度を武器としている選手はおらず、オプションとして入れておきたいと考えるのが自然です。
どちらのポジションでも、ライバルに負けず、代表に定着してほしいですね。
東京オリンピックに選出される可能性
平戸太貴選手はU-21代表に選出されておらず、完全なノーマークとなっている選手です。
しかし、この世代のボランチの展開力不足や長身CBがそろっていることを考えると、平戸太貴選手の多彩なゲームコントロールと精度の高いセットプレーが必要になってくる展開がありそうです。
ゲームメイクを任される役割はサンフレッチェ広島の松本泰志選手が担ってきていますが、Jリーグでの実績は平戸選手のほうが上で、松本選手の代わりに選出される時が来そうです。
さらに、サイドバックをこなせるようになると、右WBとしてゲームメイクからクロスまで攻撃の起点として配置される可能性があります。
平戸選手であれば、走力とスピードを基本としたWBではない新しいWB像を作り上げることができるでしょう。
もちろん、それには本職のボランチでもなく、クラブでやっているサイドバックでもないポジションを一から担うこととなり、適応に時間がかかるでしょうが、右WBを平戸選手が勝ち取った時、この世代はさらに一つ上のランクに進めるように感じています。
平戸選手の成長に期待を込めて、東京オリンピックへ選出される可能性は20%と予想します。
果たして、選出されるのか?平戸太貴選手の活躍に期待しましょう。