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Road to 2020 東京オリンピック
今年活躍した若手選手を知りたい!
2018年のJリーグは、若手の活躍が目立ち、主役となる選手が数多く登場しました。
特に高卒2年目の選手は「東京オリンピック」世代ということで、チームで存在感を出しオリンピック代表へ定着したいところでしょう。
U-21で出場したアジア大会などの国際試合とリーグ戦を並行しながら、チームで主力の地位を確保した選手をピックアップします。
日本代表の未来を担う若者たちを出場記録から評価します。
松本泰志(サンフレッチェ広島)
氏名 | 松本泰志 |
フリガナ | マツモト タイシ |
背番号 | 17 |
身長/体重 | 180cm/69kg |
生年月日 | 1998年8月22日 |
年齢 | 20歳 |
出身地 | 埼玉 |
昌平高校からサンフレッチェ広島へ加入したルーキーの松本泰志選手。
ボランチやトップ下やサイドもこなせるマルチなプレイヤーですが、所属しているサンフレッチェ広島では、展開力を評価され、ボランチとしてプレーしています。
パスやドリブルなど足元の技術に特徴のある選手の割に、身長が高く足も速いため、大きなポテンシャルを秘めている選手です。
所属のサンフレッチェ広島では出場機会が限られていますが、腐らずトレーニングを積んだ関係で、東京世代の日本代表の常連として選出されています。
この世代はCBとボランチをこなせる選手が多いですが、攻撃面で特徴を持った選手が少ないため、成長次第では代表の絶対的な存在となりそうです。
2018年 J1リーグの成績
試合数 | 3 | 出場時間 | 94 |
得点 | 0 | 出場割合 | 3.1% |
松本泰志選手はリーグ戦で出場機会を得ることができず、リーグ戦34試合のうち、3試合の出場にとどまり、先発出場は1試合のみとなってしまいました。
特に、2018年シーズンの前半戦は所属する「サンフレッチェ広島」が絶好調で、レギュラーメンバーを固定して戦っていたことも出場機会が少ない要因となります。
サンフレッチェ広島のボランチには、日本代表にも選出された「青山敏弘」選手や、サンフレッチェ広島の黄金時代を支えた「森崎和幸」選手、豊富な運動量で2018年シーズンではレギュラーを獲得した「稲垣祥」選手、ユース出身で2017年シーズンはジュビロ磐田で結果を残した「川辺駿」選手などが控え、さらにはセンターバックも兼任できる「吉野恭平」選手も起用されたりと、層の厚いポジションではあります。
2019年シーズンで言うと、森崎和幸選手の引退や昨シーズンのレギュラーであった青山敏弘選手、稲垣祥選手の怪我などもあり、ボランチのポジションが空いている状況です。
長所である技術力や展開力を活かせれば、自ずとスタメンは近づいてきそうです。
松本泰志選手のプレー動画
出場機会が少ないこともあり、プレー動画が見つからなかったため、DAZNのリフティングチャレンジを載せています。
見つけたらすぐに掲載します。
東京世代のライバル
- 板倉 滉(FC フローニンゲン/オランダ)
- 冨安 健洋(シント=トロイデンVV/ベルギー)
- 中山 雄太(PECズヴォレ/オランダ)
- 渡辺 皓太(東京ヴェルディ)
- 平戸 太貴(鹿島アントラーズ)
- 神谷 優太(愛媛FC)
ボランチとセンターバックをこなせる選手がライバルとなりますが、パスを供給したり、試合をコントロールする能力を持っている選手は少なく、この部分では松本泰志選手が勝っています。
また、センターバックに人材が豊富にいることから、板倉滉選手や中山雄太選手がボランチを務めることが多くなりそうです。そうなった場合、相方には展開力に秀でた選手を配置し、バランスを取りたいと考えるのが自然で、そうなってくると松本泰志選手が相方として選ばれてもおかしくありません。
バランス型の渡辺皓太選手は主力のため、選出が濃厚ですが、攻撃に秀でたボランチの選手は絶対的な選手がおらず、誰が選ばれるのかまだわかりません。
攻撃能力に秀でた選手としては、平戸太貴選手も2018年シーズンにJ2結果を残し、2019年はJ1へチャレンジします。神谷優太選手もJ2の愛媛FCで結果を残し、定期的に代表へ選出されています。
ライバルに負けず、代表に定着してほしいですね。
東京オリンピックに選出される可能性
バランス型の渡辺皓太選手を含め、攻撃的なボランチ枠として、平戸太貴選手や神谷優太選手との争いとなりそうです。
恐らく、ボランチは18人中2~3枠程度と予想され、さらにチームの核となるため、OA枠(23歳以上の選手)を利用する可能性が高く、現時点で選出されていても弾かれる可能性の高いポジションとなります。
OA枠で選出されるのであれば、守備的なポジションならどこでもこなせ、成長著しい「遠藤航」選手や、攻撃面で特徴のある「柴崎岳」選手、「大島僚太」選手などの有力選手となるでしょう。
また、ボランチというポジションはチームの出来を左右するため、出場機会を最も重視されるかもしれません。
2019年シーズン、チームメイトの負傷などでレギュラーを勝ち取るチャンスが出てきました。このチャンスを松本選手が活かすことができれば、東京オリンピックへの道は拓けてくるでしょう。
現時点でリーグの出場機会が少ないこと、OAの可能性があることから、東京オリンピックへ選出される可能性は50%と予想します。
果たして、選出されるのか?松本泰志選手の活躍に期待しましょう!