2020年 東京オリンピック
東京オリンピックに誰が選ばれそうなの?
2020年の東京オリンピックのサッカー日本代表を目指す若武者たちは、出場を目指してJリーグや海外リーグでしのぎを削っています。
2018年シーズンは、”東京世代”の活躍が目覚ましく、伸びしろと活躍を認められ、海外リーグへ移籍する選手も増えてきました。
そこで、今回は東京オリンピックのサッカー日本代表の招集メンバー18名を大予想します!
代表発表の約1年前に選手たちがどのような立ち位置なのか、皆様の予想スタメンと比較しながら読んでみてくださいね!
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予想フォーメーション
2018年のU-21日本代表では、主に3-4-2-1のフォーメーションで世界と戦ってきました。
そのため、3-4-2-1をベースとして選手の選考をしていきたいと思います。
3-4-2-1は3人のCB、ボランチ2人に、左右のWBが1人ずつ、シャドーポジションに2人、FWに1人の構成となっています。
このフォーメーションの特徴は、日本人に多くいるシャドーポジションの選手を2名使うことができ、かつ運動量豊富なWBがサイドの好守を担うことが特徴です。
日本人の特徴として、小柄でテクニックの秀でた攻撃的な選手が多くいること、運動量豊富で上下動をいとわないサイドプレイヤーが多くいること、世界と比べてCBのサイズが小さいという点を3人のCBでカバーできることから、日本人に適したフォーメーションとも言えます。
一方で、FWはワントップとなるため、クロスのターゲットであったり、ポストプレー、守備時のスイッチ役と多くの役割を担う必要があり、難しいポジションになります。
このフォーメーションは、基本的な4-4-2のギャップを狙うサッカーとして、2009年頃からJリーグで流行しだしました。
2012年にこのフォーメーションを使ったサンフレッチェ広島が優勝しました。
この時のサンフレッチェ広島を率いていたのが、現A代表監督の森保一監督です。
このフォーメーションを使い始めたのは、現札幌監督のペトロヴィッチ監督で、その派生として、守備を整備した森保型や、前線のコンビネーションとディフェンスラインからのビルドアップに特化した片野坂型、超守備型の城福型と様々な戦術に応用されています。
WB(ウィングバック)
ウィングバックは、スピードとスタミナが必要で、安定した守備能力、突破力やクロスの精度など幅広い能力が求められるポジションです。
走力が最も必要とされ、ベテラン選手より走力のある若手選手がポジションを取りやすいと言えるでしょう。
Jリーグの中にもWBを置くチームが増えており、ウィングバックを本職とし、レギュラーとして活躍している選手が多くいます。
左右にウィングバックを配置する必要があり、消耗の激しいポジションであることから、4名から5名程度の招集が見込まれています。
WB 1位:杉岡大暉
左WBを本職とする湘南ベルマーレ所属の杉岡大暉選手がWBの一位!
センターバックもこなせる堅実な守備とサイズを持ち、さらにWBで重要な走力を兼ね備えたハイブリッドなWBとして、将来を嘱望されている選手です。
J1でレギュラーを獲得しており、森保監督の信頼も厚いため、選出は固いでしょう。
WB 2位:菅大輝
コンサドーレ札幌の左WBとして、レギュラーに定着している菅大輝選手がWB部門第2位!
走力とクロスの精度を兼ね備えた左利きのWBです。
杉岡大暉選手も菅大輝選手も左利きのため、左右のWBで併用できないのが残念なほど優秀なWBです。
サブとして考えた時に、左WBしかこなせないことはマイナスではありますが、左WBのスペシャリストとして実力は間違いないため、選出される可能性は高いでしょう。
WB 3位:橋岡大樹
2018年シーズンにルーキーながら、浦和レッズでレギュラーに定着した橋岡大樹選手。
高いフィジカル能力と、負けん気の強さが特徴の選手です。
右WBとして出場機会を得ている選手が少なく、2018年シーズンで出場機会を得た橋岡選手は選出される可能性は高いでしょう。
しかし、2019年シーズンに入ると、出場機会に恵まれていないため、選外となる可能性も十分にあります。
WB 4位:相馬勇紀
WBでサプライズ選出があるとしたら、名古屋グランパスの相馬勇紀選手だと予想します。
前述の杉岡大暉選手、菅大輝選手、橋岡大樹選手は共に走力に自身のあるタイプで、引いた相手に攻勢を仕掛ける場合に、少し攻撃面で物足りなさがあります。
その点、相馬勇紀選手は攻撃で違いを作りつつ、チームにリズムを与えることができる特徴を持っており、オプションとして持っておきたいピースとなります。
また、相馬勇紀選手はシャドーのポジションもこなせるため、ターンオーバーをする際にも、ポジションの選択が容易になりる利点もあります。
しかし、2018年は一度も選出されていないことから、大きなインパクトを残さなければ、順当に別の選手が選出されるでしょう。
WB 5位:長沼洋一
東京世代の右WBで、多くの出場機会を得ているのが愛媛FC所属の長沼洋一選手です。
長沼洋一選手は、森保監督がサンフレッチェ広島の監督だった時に指導を受けていたというアドバンテージがあります。
2018年シーズンはFC岐阜で主に右SBとして出場していましたが、守備面・攻撃面共に物足りない印象がありました。
しかし、2019年シーズンは所属を愛媛FCへと変え、主に右WBでの出場が増えてきています。
課題であった守備面・攻撃面も力強さが増しており、そのまま選出される可能性があります。
WBでの選出予想は?
スタメン枠 | 杉岡大暉 | 湘南ベルマーレ | CB兼任 |
スタメン枠 | 橋岡大樹 | 浦和レッズ | CB兼任 |
バックアップ枠 | 菅大輝 | コンサドーレ札幌 | |
バックアップ枠 | 相馬勇紀 | 名古屋グランパス | シャドー兼任 |
主な選外予想選手
- 長沼 洋一(愛媛FC)
- 初瀬 亮(ヴィッセル神戸)
- 藤谷 壮(ヴィッセル神戸)
- 遠藤 渓太(横浜FM)
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ボランチ
東京オリンピック世代のボランチは、層が薄く、2018年シーズンにJ1でレギュラーを獲得した選手は出てきていません。
しかし、CB兼ボランチという選手は数多くおり、守備的なボランチの数はそこまで不安はなく、ゲームを組み立てる攻撃的ボランチの選考はかなり難しい状況です。
森保監督の嗜好としては、ボランチのカバーリングと、CBの間に入って、守備の底からのゲームメイクは肝となってくるため、そのようなプレーを得意としている選手は選ばれやすいでしょう。
ゲームメイカー的なボランチもしくは、ゲームを落ち着かせることのできるボランチをオーバーエイジ枠(23歳以上の選手)として利用するのではないかと予想されます。
ボランチ 1位:遠藤航
A代表でもレギュラー格のボランチとして成長を遂げている遠藤航選手。
所属しているシント=トロイデンVVでもボランチのレギュラーとして定着し、実力を示しています。
ボランチとセンターバックをこなせるユーティリティ性もあることも高評価で、以前はボランチとして前への推進力に不安がありましたが、無難にボールを散らしながら、機会を見てはゴール前に飛び出すことができるようになってきました。
前回オリンピックのリオデジャネイロオリンピックでは、主将としてチームを引っ張った経験も持ち、世代の近い選手でありつつ、若いチームを引っ張るだけの経験とキャプテンシーを持っています。
ゲームの組み立てや好守のバランスを取れる遠藤航選手がオーバーエイジ枠としてボランチに選出される可能性は非常に高いです。
ボランチ 2位:松本泰志
2018年シーズンは、出場機会を得ることができませんでしたが、2019年シーズンに入り、レギュラーへ定着した若きダイナモ松本泰志選手。
第6節まで現時点で1失点のチームにおいて、ボランチでフル出場中で、その存在感は試合ごとに高まって来ています。
攻撃面だけでなく、守備面でも素早い出足と13キロを超える走行距離により、チームにいいリズムを与えています。
攻撃面では良いパスや持ち上がりを見せる場面もありますが、消極的なプレーを選択することもあり、物足りなさが少しありますが、チームの潤滑油としての能力は高く、選出の可能性は非常に高いと言えます。
ボランチ 3位:板倉滉
ボランチ部門の第3位はFCフローニンゲン所属の板倉滉選手です。
センターバックと、ボランチをこなせる大型のボランチです。
2018年シーズンはベガルタ仙台に所属し、レギュラーとして活躍し、その活躍からマンチェスターシティへ移籍することが発表されました。(移籍後にFCフローニンゲンへレンタル移籍)
しかし、FCフローニンゲンでは出場機会を得られていないことはマイナス材料です。
Jリーグでの実績は豊富で海外で試合経験を積むことで、より一層成長が期待されていますが、出場機会を得られないとなると、一転不選出となる可能性もあります。
ボランチ 4位:渡辺皓太
東京世代の代表で、ポジションを確保している東京ヴェルディ所属の渡辺皓太選手が第4位!
ドリブル、パスは局面を打開できるテクニックを持ち、守備でも球際の強さで危ないシーンを潰せる能力があります。
押し込まれた展開でも、ボールを追いかけ続けるスタミナとメンタルを併せ持っており、攻守ともに計算のしやすい選手です。
2019年シーズンは、怪我で出遅れてしまいましたが、既に試合には復帰しています。
2019年シーズンは、決定的な仕事を増やし、チームを勝利に導くことが代表への近道でしょう。
ボランチ 5位:神谷優太
愛媛FCの司令塔として活躍中の神谷優太選手がボランチ部門第5位です。
得意のドリブルとスペースへのランニングにより、相手の急所を付ける選手で、シャドーのポジションもこなすことができます。
守備面には不安があり、相手にボールを握られる展開だとボランチとして起用しずらい選手ですが、日本がボールを持てる展開であれば、特徴を出してくれる選手と言えるでしょう。
また、ボランチとして起用する場合、相方にはバランスを取れるタイプが必要となりますが、遠藤航選手のようなタイプとうまく連携できそうなので、遠藤航選手の選出次第では、さらに順位が上がるかもしれません。
ボランチで選出されるのは?
スタメン枠 | 遠藤航 | 湘南ベルマーレ | OA枠・CB兼任 |
スタメン枠 | 松本泰志 | サンフレッチェ広島 | |
バックアップ枠 | 板倉滉 | FCフローニンゲン | CB兼任 |
バックアップ枠 | 神谷優太 | 愛媛FC | シャドー兼任 |
ボランチでOA枠として遠藤航選手の選出を前提として攻撃タイプの神谷優太選手をバックアップ枠として選出されるのではないかと予想します。
OA枠が柴崎岳選手となった場合、バランス型の渡辺皓太選手が選出されるのではないでしょうか。
富安健洋選手、中山雄太選手、板倉滉選手は3人ともCB、ボランチをこなせるため、大型の守備的ボランチの人材に不安はありません。
攻撃で色が出せる選手が選ばれる傾向になると予想しています。
主な選外予想選手
- 渡辺 皓太(東京ヴェルディ)
- 井上 ̪潮音(東京ヴェルディ)
- 平戸 太貴(鹿島アントラーズ)
- 坂井 大将(大分トリニータ)
- 森島 司(サンフレッチェ広島)
- 齊藤 未月(湘南ベルマーレ)
もちろん、2019年シーズンの活躍度合いではパワーバランスが変わり、18人の枠に滑り込んでくる選手もいるでしょうし、そのような選手の台頭を待ちたいと思います。
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