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Road to 2020 東京オリンピック
今年活躍した若手選手を知りたい!
2019年のJリーグは、若手の活躍が目立ち、主役となる選手が数多く登場しました。
その中でも特に注目されているのがバルセロナのカンテラ出身「久保建英」選手です。
久保建英選手はパリ五輪世代でありながら、「東京オリンピック」世代の試合にも召集されているということで、チームで存在感を出しオリンピック代表へ定着したいところでしょう。
U-20で出場した国際試合やリーグ戦を並行しながら、チームで主力の地位を確保してきた久保建英選手。
コパアメリカを戦うA代表として選出され、東京世代の中心選手として活躍が期待されています。
そんな、日本代表の未来を担う「久保建英」選手を2019年の出場記録から評価していきます。
久保建英(FC東京)
氏名 | 久保建英 |
フリガナ | クボ タケフサ |
背番号 | 15 |
身長/体重 | 173cm/67kg |
生年月日 | 2001年6月4日 |
年齢 | 18歳 |
出身地 | 神奈川 |
バルセロナのカンテラ出身の久保建英選手。
2019年の6月4日に誕生日を迎え、18歳となりました。
2018年シーズンはFC東京に所属していましたが、J1ではなかなか出場機会を得られず、J3リーグのFC東京U-23チームへ出場する機会が増加していた久保選手。
そこで、J1での出場機会を求めて横浜FMへレンタル移籍を行いましたが、横浜FMでもレギュラー奪取までは至らず、2019年シーズンは再びFC東京に所属することとなりました。
2019年シーズンはFC東京で右サイドハーフのレギュラーに定着することに成功し、キリンチャレンジカップとコパアメリカに出場するA代表へ選出されています。
J1リーグでは14節時点で13試合出場、4ゴール3アシストを記録し、首位のFC東京の攻撃を引っ張る存在となっています。
先述したように、6月4日に18歳となり海外移籍が解禁されました。
以前所属していたバルセロナやレアルマドリード、パリサンジェルマンなどビッグクラブからオファーが届いており、いつ海外移籍となるか分からない状況です。
2019年 J1リーグの成績
試合数 | 13 | 出場時間 | 1,083 |
得点 | 4 | 出場割合 | 86.0% |
J1リーグでは14節時点で13試合出場、4ゴール3アシストを記録し、無双状態に入ってきました。
課題であったフィジカルも、173cm、67kgと力強さが増してきています。
また、久保選手はかなり賢い選手であるため、スペースを見つけ出すことが上手く、フィジカルコンタクトをそこまで行う必要が無いことも、無双状態となった一因と言えるでしょう。
Jリーグでは、ドリブル、シュート共に一級品で、さらにオフザボールの動きも非常に上手い選手です。
ドリブルの上手い選手ではありますが、無理な仕掛けをせず、球離れも良いタイプですので、ボールをロストする機会もほとんどないことも特徴です。
テクニック、スピード、頭の良さ、全てがハイレベルで海外でも十分活躍できるだけの実力を示しています。
久保建英選手のプレー動画
東京世代のライバル
- 神谷 優太(愛媛FC)
- 伊藤 達哉(ハンブルガーSV)
- 堂安 律(FCフローニンゲン)
- 岩崎 悠人(コンサドーレ札幌)
- 安部 裕葵(鹿島アントラーズ)
- 三好 康児(FC東京)
- 佐々木 匠(レノファ山口)
- 伊藤 洋輝(名古屋グランパス)
- 前田 大然(松本山雅)
- 森島 司(サンフレッチェ広島)
東京世代のシャドーポジションは非常に激戦区であり、A代表のレギュラーへ定着した堂安律選手、この世代のトップを走る三好康児選手、またスピードが魅力の前田大然選手や久保選手とU-20日本代表を戦った安部裕葵選手などが代表の座を争っています。
その中で、堂安律選手、三好康史選手、久保建英選手はこの世代の中で一歩抜けた存在となっており、誰が選出されるのか、予想が難しい状況です。
さらに状況を難しくさせているのが、この3選手とも左利きのため、シャドーのポジションに左利きを3名も入れるかという問題です。
もちろん、3名とも選出してもいいのですが、18名という限られた選手層の中、様々なポジションをこなせる選手や、スピードや高さといった武器を持っている選手も入れておき、攻撃や守備のオプションとして持っておきたいということを森保監督も考えるでしょう。
3~4名のシャドーの枠の中で、右利きのシャドーを削り左利きの選手を3名選出することは、かなり勇気のいる決断であると言えます。
その決断を下すには、堂安律選手、三好康史選手、久保建英選手選手との共存が上手くいった場合でしょう。
コパアメリカでは、三好康史選手と久保建英選手選手は選出されていますので、二人の共存という点も注目となるでしょう。
ライバルに負けず、代表に定着して欲しいですね!
東京オリンピックに選出される可能性
久保選手は2018年11月に行われた「ドバイカップ」には選出されましたが、8月の「アジア大会」 や5月に行われた「トゥーロン国際大会」には選出されていません。
久保建英選手はパリ五輪の選手ということもあり、1年でフィジカル的に成長しており、2018年の選出歴はあまりあてにならないでしょう。
2019年シーズンは、キリンチャレンジカップ、コパアメリカとA代表に選出されていますので、東京オリンピックにはかなり近い存在であると考えられます。
6月9日に行われたキリンチャレンジカップでも、自信を持ってプレーしており、サポーターからの人気も非常に高いと言えます。
この人気を考えると、ぜひとも東京オリンピックに選出しておきたいとスポンサーや監督は考えるでしょう。
コパアメリカで本気の南米のチームに対して通用するかどうか、そして左利きの堂安律選手、三好康史選手と共存できるかが今後の注目ポイントと言えます。
むしろ、久保建英選手と共存できないどちらかが外される可能性も十分にあります。
また、久保選手にとってもう一つの懸念点は、海外移籍先のチームが久保選手をオリンピックに出さない可能性です。
契約で出場できるようにしておいて欲しいとですが、こればっかりは拒否されるとどうしようもないところでしょう。
クラブからの拒否も考え、久保建英選手の選出可能性は70%と予想します。
もちろん、一ファンとしては選出されて欲しいところです。