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Road to 2020 東京オリンピック
今年活躍した若手選手を知りたい!
2018年のJリーグは、若手の活躍が目立ち、主役となる選手が数多く登場しました。
特に高卒3年目の選手は「東京オリンピック」世代ということで、チームで存在感を出しオリンピック代表へ定着したいところでしょう。
チームで主力として活躍するだけでなく、海外移籍する選手も登場し、黄金世代さながらの注目できる世代になってきています。
今回は3年目の選手で、U-21で出場したアジア大会などの国際試合とリーグ戦を並行しながら、チームで主力の地位を確保した選手をピックアップします。
日本代表の未来を担う若者たちを出場記録から評価します。
神谷優太(愛媛FC)
氏名 | 神谷優太 |
フリガナ | カミヤ ユウタ |
背番号 | 10 |
身長/体重 | 176cm/67kg |
生年月日 | 1997年4月24日 |
年齢 | 21歳 |
出身地 | 山形 |
高校サッカーの名門、青森山田高校から湘南ベルマーレへ2016年に入団した神谷優太選手。
湘南ベルマーレでは、ボランチとして育てられ、ルーキーイヤーには14試合に出場しました。しかし、2年目は出場機会を減らし、7試合の出場にとどまりました。
そのため、2018年シーズンは出場機会を求めて「愛媛FC」へ期限付き移籍をし、10番を背負って戦いました。
湘南ベルマーレでは主にボランチでの起用が多かったのですが、愛媛FCではボランチだけでなく、FWや攻撃的なMF、左サイドハーフと様々なポジションを任せられ、攻撃の中心として君臨しました。
プレースタイルとしては、高い足元の技術を持ち、スピードに乗ったドリブルが得意な選手です。また、セットプレーのキッカーを務めることができ、そのキックの精度は非常に高く得点源となります。
攻撃センスの塊で、二列目からの飛び出しも非常に上手く、相手チームのディフェンスラインをかき乱してくれます。
2019年も愛媛FCでプレーすることを決め、サポーターからさらなる飛躍を期待されています。
2018年 J2リーグの成績
試合数 | 30 | 出場時間 | 2,763 |
得点 | 7 | 出場割合 | 73.1% |
リーグ戦42試合のうち、30試合に出場し、うち29試合で先発出場しました。
怪我の影響で出場試合数はそこまで多くはありませんが、出場試合30試合に対して29試合スタメン出場していることからも、監督の信頼を得て、出場できるときはほぼ出場していることが分かります。
愛媛FCはチームとして得点力不足に悩み、リーグ22チーム中21位の34ゴールしかとることができず、苦しいシーズンとなりました。
その中で着実に勝ち点を積み上げることができたのは、7ゴール6アシストの活躍を見せた神谷選手のおかげと言えます。
神谷優太選手のプレー動画
東京世代のライバル
- 松本 泰志(サンフレッチェ広島)
- 板倉 滉(FC フローニンゲン/オランダ)
- 冨安 健洋(シント=トロイデンVV/ベルギー)
- 中山 雄太(PECズヴォレ/オランダ)
- 渡辺 皓太(東京ヴェルディ)
- 平戸 太貴(鹿島アントラーズ)
- 三好 康児(横浜FM)
- 伊藤 達哉(ハンブルガーSV)
- 堂安 律(FCフローニンゲン)
- 岩崎 悠人(コンサドーレ札幌)
- 安部 裕葵(鹿島アントラーズ)
- 久保 建英(FC東京)
- 佐々木 匠(レノファ山口)
- 伊藤 洋輝(名古屋グランパス)
- 前田 大然(松本山雅)
- 森島 司(サンフレッチェ広島)
ボランチの選手、もしくは2列目の選手がライバルとなります。
東京世代のボランチは守備的な選手は多くいますが、ゲームメーカー的な選手はほとんどおらず層が薄いと言えます。
攻撃で特徴を出せる神谷選手がジョーカー的な存在としてプラス、二列目のバックアップとして重宝されている状況です。
逆に、2列目の競争は激しく、A代表のスタメンに定着した堂安律選手や俊足FWの前田大然選手、今シーズン鹿島アントラーズの10番を背負うこととなった安部裕葵選手などがライバルとして挙げられます。
ライバルに負けず、代表に定着してほしいですね!
東京オリンピックに選出される可能性
神谷優太選手は、2018年11月に行われた「ドバイカップ」や8月の「アジア大会」 には選出されていますが、 5月に行われた「トゥーロン国際大会」 は選出されたものの、怪我で出場できていません。
ボランチとして、キャプテンマークを巻いて出場したこともあり、森保監督からの信頼も厚い選手です。
実際に東京オリンピックの代表へ選出されるかは、バランス型の渡辺皓太選手を含め、攻撃的なボランチ枠として、平戸太貴選手や松本泰志選手との競争に勝つ必要があります。
恐らく、ボランチは18人中2~3枠程度と予想され、さらにチームの核となるため、OA枠(23歳以上の選手)を利用する可能性が高く、現時点で選出されていても弾かれる可能性の高いポジションとなります。
OA枠で選出されるのであれば、守備的なポジションならどこでもこなせ、成長著しい「遠藤航」選手や、攻撃面で特徴のある「柴崎岳」選手、「大島僚太」選手などの有力選手となるでしょう。
また、ボランチというポジションはチームの出来を左右するため、出場機会やリーグレベルを最も重視されるかもしれません。
J2での実績のみであることや、OAの可能性があることから、東京オリンピックへ選出される可能性は40%と予想します。
果たして、選出されるのか?神谷優太選手の活躍に期待しましょう!