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Road to 2020 東京オリンピック
今年活躍した若手選手を知りたい!
2018年のJリーグは、若手の活躍が目立ち、主役となる選手が数多く登場しました。
特に高卒3年目の選手は「東京オリンピック」世代ということで、チームで存在感を出しオリンピック代表へ定着したいところでしょう。
チームで主力として活躍するだけでなく、海外移籍する選手も登場し、黄金世代さながらの注目できる世代になってきています。
今回は3年目の選手で、U-21で出場したアジア大会などの国際試合とリーグ戦を並行しながら、チームで主力の地位を確保した選手をピックアップします。
日本代表の未来を担う若者たちを出場記録から評価します。
佐々木匠(レノファ山口FC)
氏名 | 佐々木匠 |
フリガナ | ササキ タクミ |
背番号 | 8 |
身長/体重 | 166cm/59kg |
生年月日 | 1998年3月30日 |
年齢 | 21 |
出身地 | 宮城 |
佐々木匠選手は、ベガルタ仙台ユースからベガルタ仙台へ入団した、ベガルタ仙台サポータから大きな期待を受けている選手です。
クラブ史上最年少の16歳3ヶ月でのベンチ入りを果たし“ベガルタ仙台の至宝”と呼ばれた佐々木匠選手ですが、2017年から3年連続でJ2のチームへレンタル移籍をしています。
このレンタル移籍は、佐々木選手自身の実践経験を増やし、成長して欲しいというベガルタ仙台からの期待の表れです。
佐々木匠選手自身、身長166cmと小さい身体ではありますが、 非常に高いドリブルのテクニックと、相手の嫌なところへ侵入できるランニングが特徴です。
また、球際に強く、守備の時には相手に厳しくプレスをかけることができます。
2018年シーズンはレンタル先のカマタマーレ讃岐で、攻撃の中心選手として結果を残しました。
2019年シーズンは、ベガルタ仙台から復帰要請があったものの、攻撃に魅力のあるレノファ山口からオファーがあり、復帰要請を断って、レノファ山口へ所属することが決まっています。
攻撃のセンスは昨シーズン証明済みの佐々木匠選手。新天地レノファ山口でどのような活躍を見せてくれるのか注目です。
2018年 J2リーグの成績
試合数 | 40 | 出場時間 | 3,399 |
得点 | 4 | 出場割合 | 89.9% |
リーグ戦42試合のうち、40試合に出場し、うち36試合で先発出場を果たしました。
出場時間はほぼ9割を誇り、カマタマーレ讃岐の主力選手として起用されました。
カマタマーレ讃岐は、J3へ降格することとなりましたが、そんなチームの中で4ゴール9アシストという結果を出せたことは自信にしていい成績です。
カマタマーレ讃岐は7勝25敗10分と多くの試合で敗戦を喫してしまっています。その中で、一つ気になることは佐々木匠選手自身が負けに慣れてしまっていないかどうかです。
負けに慣れ、負けが当たり前のメンタルとなってしまった場合、土壇場での底力が出せず、一皮むけるチャンスを失ってしまいかねません。
新天地のレノファ山口で、攻撃で違いを作りだしつつ、勝利に貢献できるか、注目です。
佐々木匠選手のプレー動画
東京世代のライバル
- 松本 泰志(サンフレッチェ広島)
- 板倉 滉(FC フローニンゲン/オランダ)
- 冨安 健洋(シント=トロイデンVV/ベルギー)
- 中山 雄太(PECズヴォレ/オランダ)
- 渡辺 皓太(東京ヴェルディ)
- 平戸 太貴(鹿島アントラーズ)
- 三好 康児(横浜FM)
- 神谷 優太(愛媛FC)
- 伊藤 達哉(ハンブルガーSV)
- 堂安 律(FCフローニンゲン)
- 岩崎 悠人(コンサドーレ札幌)
- 安部 裕葵(鹿島アントラーズ)
- 久保 建英(FC東京)
- 伊藤 洋輝(名古屋グランパス)
- 前田 大然(松本山雅)
- 森島 司(サンフレッチェ広島)
佐々木匠選手はシャドーのポジションがメインのポジションとなります。
シャドーのポジションは、A代表でスタメンに定着した堂安律選手や俊足FWの前田大然選手、今シーズン鹿島アントラーズの10番を背負うこととなった安部裕葵選手などがライバルとなります。
また、ドリブルとランニングを特徴とした選手として、神谷優太選手も同じような特徴を持った選手です。
ボランチとしてもプレーすることはできますが、2018年シーズンはほぼボランチでの出場機会が無く、戦力として計算することは難しいでしょう。
2019年に所属することとなったレノファ山口で、ボランチとして起用されれば、ボランチの候補として見ても良いでしょう。
ライバルに負けず、代表に定着して欲しいですね!
東京オリンピックに選出される可能性
佐々木匠選手は、2018年の2018年の東京世代のチームに召集されておらず、完全にノーマークの選手と言えます。
讃岐での孤軍奮闘は選手として一皮むける大きな転機ではありましたが、森保監督には戦力として計算されていないということになっていそうです。
現状、ライバルの選手と技術・実績では特に差はありません。しかし、所属したチームの調子が悪かったことから、佐々木匠選手のパフォーマンスも良く見えない状態でした。
2019年シーズンは攻撃に特徴のあるレノファ山口に所属します。
レノファ山口で攻撃面で違いを生み出しつつ、勝利に貢献できる活躍ができれば、森保監督も一度読んでみようとなるでしょう。
2018年に選出が無く、新たに連携を仕込む必要があるため、佐々木匠選手が東京オリンピックへ選出される可能性は10%と予想します。
果たして、選出されるのか?佐々木匠選手の活躍に期待しましょう!